YUKIの毎日がチートデイな話 YUKIの毎日がチートデイな話

#57 強く生きてこ

2023年3月22日

こんにちは。毎日がチートデイのYUKIです。こっちの私はだいぶレアキャラになってしまいました。といいますのもジムのHPは毎日のように更新しておりまして…。ジムブログはこちらです。You Tubeもかなりの減速中ではありますが、確実に更新はしていくつもりですので、ゆっくりまったりとお楽しみ頂ければと思います。

さて、今日は…いえ今日も久々なので近況報告を。

えーと、ボクシングジムに通い始めました。刺激も欲しいし、痩せたいし、お世話になったジムにお金落としたいし、3大したいしが理由です。それ以外なにも望ます通い始めましたが、若い選手を見ていると色んな意味で心配になることもあります。そんな心情になると要らぬおせっかいで、自分の練習もちょっと情けない姿見せられないと思いながらサンドバッグを叩いています。誰も見ていないと思いますが、自分が自分を見ているような感じですよねw

その昔にその辺のおっさんがまだまだ若いものには負けてられんよと言っていた気持ちがやっとわかる歳になった気がします。そういう気概みたいなものを背負っておかないと若者の成長に悪影響なんじゃないかって思うのです。練習量も多く出来ないのですぐに切り上げてしまうけど、瞬間の集中力だけは切らさないようにしています。

仕事の話を。

仕事は、メッチャやりまくってチョイあがり。昨年は社会人経験の中でもっとも苦労した年になりました。計画コネコネしていたつもりが期首の体制はブレブレ、営業母数は無に近しい‥という進むべき方向がまったく異なるカオスな状態で上半期が捨て状態… 失敗は糧になりますが、中年で基礎的な体制のブレは学びでもなんでもないので、しなくていい経験だと思いますw なんとか後半でギリギリで修正し、期末で追い上げ決算ではなんとか増収増益。目指すべき航路における航海技術みたいなものは、ちょっと身に付いてきた気がします。

経営って職人技術と変わらないと思うんですよね。諦めてはいけないこと、ブレてはいけないこと、すぐに軌道修正すること、それを見極められる技術を簡単にマネジメントと片付けていいものではないと思うのです。諦めてはいけないにも種類があり、利益獲得の為、社会の為、従業員の成長の為、取引先のため、様々な事が考えられます。こういったものを改めて背負うというわけではなく、常に背負い近い未来に白黒つけられてしまうかもしれない選択と決断が必要になるのが経営者だと思います。選択の幅、決断、タイミング、スピードすべてが問われる職人技術です。海原で航海する船長そのものかなと思います。経営者レベル2くらいまできたかな‥。僕的には刀の森岡さんがレベル10です。

着地のない事業創出の話を。

先日、アマゾンプライムでプラン75という映画を観ました。倍賞千恵子さん主演の作品です。端的に紹介しますと75歳になったら公的機関に申請を出すとその生涯を終える事が出来るという政策の話でした。自分だったらどうするかな…と考えるとちょっと怖くなりました。これからの日本は65歳の自衛隊が80歳を守る国になると揶揄されたりもしていますが、確実に訪れる超高齢化社会に対してどれだけ真剣に事業主が対策を考えているかという点が、僕らの不安の正体のひとつなのかなと思います。とある行動経済学者が統計データでもっとも確度の高いデータは人工統計であると述べていました。占い師でなくともわかる未来に対して、国民としては勿論、働き手として、事業主としてその態度が問われ続けているのだと思います。

で、そうです。そうなんです。僕も起業してから、少子高齢化の加速をはじめとした社会問題を議題に上げ続けてはいるものの実際は無策に近いので、ずーっと自問自答を繰り返しています。まあこれからなるっていうか、すでになっていますけどもw

市場開拓から入るか、プロダクト開発から入るか。

事業創出は2択ですよね。僕らが得意なのは市場開拓なので、市場さえ決める事が出来るなら明日にでも始められます。ただ、そこに投下できる商材があればの話です。一方でプロダクト開発においてはリソースが無なので技術者や工場などを探すしかありません。市場開拓をすることよりも大変です。

大変さは資金力でカバー出来ますが、我々のような零細にそのような資金もありませんし、開発と同時に特許申請するなど、同時進行するパワーはそれ専属で3人〜4はいないと難しいと思います。そうなると現実的に我々が打つ手は市場開拓に視線がもっていかれるわけです。

あ、そうそう、簡単に投資家を募ればいいじゃんと思う方もいるかもしれませんが、投資されるって良い事ばかりじゃないですよ。特にゼロイチの起業家の場合、雇われ社長さんのマインドとはハッキリ言って次元が違うので、投資されるというマネーゲームの駒になる事を許容するのは簡単ではないのです。単にお金くれるっていうなら歓迎しますが、投資というのは相手に益をもたらして成立するものですからw 余談です。

本当はプロダクト開発したいんですw

この世界に通用するものって、日本にどれだけ残されているのでしょうか。トヨタ?寿司?え?寿司?例えば日本のインドカレーって比較的日本人好みの味付けになっているお店多いですよね。中国人の友人が日本の寿司より中国の高級寿司のほうが旨いって言ってました。国内でその職人技術は揺るぎないものだと思いますが、世界ではどうなのかというところです。国内のメジャーブランドや職人技術は世界を相手にするとそろそろ難しくなってきたのかもしれないですよね。いつまでも中国産はヤバいみたいな事を言っているようでは、時代に取り残されてしまいそうです。

4年くらい前にですね、2022年くらいにはアジアで商売できるようになりたいって社内で話していました。日本はまだまだ終わりじゃないとおじさん達は言い、日本は終わっていると若者は海外に出稼ぎ。おじさんは値上げには価値が必要だといい無策、若者は業界の未来が終わると勇気を持って値上げをする。僕のような街の商店を営む人間でも、国内だけで未来を考えるのはだいぶ苦しくなってきた気がしています。

そんな事を思いながら、僕の先輩にとんでもない技術を有する職人がいたことに気づいたので、ちょっと真剣にアジア✕職人な事を模索していくつもりです。売るというよりも技術のお届け人みたいに、プロデュース側の心技体が一致出来そうな事業スキームを組むみたいなね。

スポーツ事業の凍結の話を。

ビジネス全般で考えると、パラダイムシフトへの適応力が問われているんだと思います。これまでと違うのは単に流行に合わせればいいねという話ではなく、適応とその選択のタイミングに加えてスピードまでもが試される時代です。僕の会社が今、理念を変えようとしているのもパラダイムシフトの適応です。理念みたいなものを追求すると、その正体はエナジーの根源でしかない気がするので、不変にこだわらんでいいんだと思います。

メタバースに適応することなのか、ブロックチェーン?宇宙投資?昆虫食?僕にもわからない事だらけですが、常にアンテナを張りながら適応できる心の準備は必要なのかなと考えています。

そんな時代に適応する為に、僕のスポーツ事業はしばし凍結します。

我々にとってスポーツはマネタイズするにもっともハードルが高い事業です。そこだけに没頭すればやれないことはないですが、今は多角化でスポーツ事業を選択するべきではないと思います。単に少子化でn数の問題もありますし、若い世代にとって指導者側にしかわからない特有の理念や志というものよりも、最短でドリブルが出来る方法みたいな術を知っている人のほうがよっぽど価値を感じていそうに思えます。

僕の知人のコーチは選手から「コーチを代えてほしい」と言われたそうです。僕が知る限り、間違った事をする人間ではありませんが…。正解・不正解とかわからないけど、超合理主義社会でのスポーツ事業、それはもう僕が知っているスポーツとはちょっと異なる世界に突入しているように思えます。我々の頃は、正解がわからなかったら選手が色々好き勝手やってるのがいつのまにか個性と呼ばれていた気がします。ネットで正解を探すのではなく、現場で探す事が僕にとっては勝負であり、嫉妬であり、発見だった。自分の好奇心に酔うほどに面白かった気がする。

ということで、スポーツ事業においては僕自身が適応出来なそうなので、凍結で御座います。諦めては全然いませんが心が動きませぬ。

最後に我がフィットネス業界について。

フィットネス業界を一括にするのはちょっともう古いかなと思っています。働き手目線で考えたとき、総合フィットネスクラブは施設管理のスペシャリストになる場所です。指導者を目指す者が就職する場所ではないと思います。ボイラー、電気、クレーム対応、タイムスケジュール、様々な施設の問題に対応できる職員です。ちゃんと学ぼうとすれば、サービスにおける平等性、臨機対応できる公平性など集団における人事マネジメントは学習できるチャンスはあります。ただ、自力学習ですw

社内には色んなデータが存在していますが、それを分析できる統計リテラシー的なものはないので、その分野の学びが出来るとフィットネスクラブマネジメントは楽しくなると思います。フィットネスクラブがどうしても好きなら、ワークマンさんに就職して、小売店の基礎データリテラシーを学んだうえで転職するときっとうまくいくと思いますね。新卒で働こうとする方は希望の持ち方を誤ってしまうとその後のキャリアに影響するので注意が必要だと思ってます。

今後の動向としては、高確率で衰退産業だと思います。その昔、総合フィットネスクラブでは、入会金100万円ですみたいな時代があったらしいです。そこまで極端でなくとも、総合施設の場合は料金体系やターゲットを今一度見直すべきだと思います。でなければ衰退どころか、大袈裟ではなく消失すると思っています。生き残ってほしいから、業界全体でポジションニングを決めてほしいものですし、リーディングカンパニーやなんちゃら協会がその道を示すべきです。まあ、絶対やんないと思うから、中堅クラブの中堅社員、打たれても出る杭になって頑張ってほしいな。

パーソナルジム業界はしばらくは栄も衰退もしない気がしています。

国内だけではなく、世界的に健康への意識が増大し且つパーソナライズされたサービスを好む傾向にあるとされているようなので、国内でも同じ価値観になっていくのかなと思います。僕のジムは新規顧客だけにおいては6年で値上げを4〜5回しています。パーソナルなサービスに迷いなく価値を感じていただける層のみに爽快にご利用頂きたく考えています。

この物価高でしばらくは入会を期待するのは難しいと見込んでいますが、街のひとつひとつの商店が現状の価値観を変えていかないと業界が衰退すると思っています。パーソナルジムなどの商店は3名程度の従業員がそれだけで生活をしていけるレベルが健全といえるのではないのかなと思っています。整骨院とかも一緒ですね。スタッフ一人が怪我や病気になったら閉店に追い込まれてしまうような経営構造は、街のコミュニティとして、社会に存在するひとつの商店として、本当にそれは社会の一員として認められているのでしょうか‥と僕は改めて業界の普通というものに異常性を感じています。そういった経営構造を社会にお認め頂くためには、そう考えている僕が、値上げをし続けなきゃいけないんだろうなって考えているわけです。

予測ではなく希望ですが、この世でもっとも高価値な人的サービスとして牽引するべきと考えています。我々の業界が引っ張ることができれば、ゴルフ指導者、サッカー指導者、ピラティス指導者、あらゆる指導者がそれに続いてくれると思ってますね。少なくとも僕は、そういう風に行動をし続けます。

先日、テレビで住宅関連をテーマにした情報が流れていました。なんの話だったかうろ覚えだったのですが、専門家の言葉がとても印象に残っていたので紹介しますね。

日本では、自分の家は自分のものって気持ちが強い。アメリカでは中古住宅を購入するのが普通なので、自分のものっていうよりも、街のひとりひとりが全体として地域の事を考える性質がある。なんか、こんなふうなこと言っていましたね。

締めます。

嫌いなブログもこんなに執筆できるようになりました。文章は一方的ですけど、普段しっかりとお話出来ない方々に伝えれるとても良い手段だなと感じました。ジムのHPでは毎日のようにコラム投稿しておりまして、驚いたのはコラムがきっかけでご入会くださった方がおられるのです。いつも楽しみにしていました!なんて言われるとデレデレしちゃいますよね。

こちらのブログからは察する事は出来ないかもしれませんが、2023年も非常に困難な年になる予定ですし、すでに困難です。 現場・現実精神で今年も恐れず、強く生きていこうと思います。みなさんもきっと僕と同じように大変ですよね、強くなることは難しいかもしれませんが、強く生きていきましょー!!今年は飲みにいくぞー!

それでは、また。

 

記事:YUKI

(保有資格)

健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト

(実績)

豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー