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#19 リングに立つマインド

2021年2月24日

こんにちは。毎日がチートデイのYUKIです。一部、「マスクマナー」が騒がれていますね。あれは確かに疑問です。以前のブログで慣習たるものに惑わされる大衆的な話を述べた事がありますが、まさにそれに近しい例かと思います。そもそもマナーって言った者勝ち的なとこありません?

慣習から外れると異常と看做すのは非常に勿体ないと思うんです。若い真面目な子がこういったマナーを「正」とした時、「不正」に見える他人に偏見を抱いてしまわないかが心配です。偏見が新たな繋がりを壊してしまったり、ネガティブな空気をつくってしまったりってありそうですから。今ふと思うのですが、無意味なマナー設定は人の関係性に有害にも思えますね。※あ、ごめんなさい、あくまでも僕個人的に無意味と感じています。

そういえば、昨日うちの役員と昼食に牡蠣を食べに行ったのですが、大きな声で「100円のお任せ付け合わせがあるので、これ頼みましょう」と言われました。我々の年齢で100円を強調されるのはメッチャ恥ずかしいし、そもそも相談もいらんから勝手に頼んでくれと思いました。店員さんが家畜を見るような目で彼を見ていましたね。マスクマナーより彼のマナーをなんとかしてほしいものです笑

さて、今日はボクシングの話を。

試合前日の軽量までは飯の事

リングに立つ特別なマインドは特にありませんね。試合の前日に計量があるのですが、軽量までは食べ物・飲み物の事ばかりで頭が埋め尽くされています。計量を終えた前日に、改めて戦闘態勢に心を整えるわけです。

いざ試合直前

デビュー戦は野生化していたので、なにも覚えていませんw 試合直前まで相手を殴り倒すという暗示を自分にかけていました。結論から言えばそれは逆効果でした。

フィットネスにもあるあるですが、パッケージサービスの売込みってあるじゃないですか。例えば誰が担当しても良い効果が出そうなメニューを統一して提供するアレです。あれって、健常者には安価で効果を発揮しやすいのですが、課題に対して細かい打ち手を講じる事はできないんですよね。精神状態は肉体より複雑なのでしょうから、パッケージサービスって無理があると思うんです。

例えば「ポジティブに!」という押し売りが行動変容につながる人もいれば、逆効果になる人もいるわけです。ネガティブなのに長生きして、ビジネスで成功している人くらい沢山いるでしょうしw

なので、ここでお伝えしたい事は「自分の性質と真逆の暗示は逆効果になる事がある」です。世間一般に言われているパッケージ化できそうな暗示をかけるのはお勧めしませんね。「オレは強い!」とか「相手を殴り倒す!」とか、自分にとっては不自然な暗示をかけたせいで1試合目はガッチガチでしたわ。

いざ試合直前ver.2

2試合目以降は落ち着いていました。あ、オレ負けるの怖いんだなとか、そういうの全部認めるようになりました。自分でいうのもなんですが、2試合目であのコンディションに持っていけたのは自信です。相手を倒すというマインドを持ちつつも、会場すべての声が聞こえるような感覚でした。

そういえば、謎のルールを自分で作っていました。ゴングが鳴るまでは相手の顔や目を見ないというルールです。顔を見ると先入観が生まれそうな為にそのようにしていました。ですのでゴングと共にご対面という形で、それはまるで出会い系サイトで女の子に会うような気持ちだったのかもしれません。事実、顔見てドキッとしましたから。それも失敗でしたね。いつも通り、目を見てペコって挨拶をすればよかったなと今では思います。まあ、そんなボクサーいないかもしれませんがw

そうですね、ここでもお伝えしたい事は自分の性質に抗うのは逆効果です。トップアスリートがメディアで公言している事は全部無視して、自分の自然さってなんだろう?を考えた方が良いと思います。日常茶飯事、本能に従っていたら世界中で戦争が起きてしまうのでしょうが、ここぞという勝負どころには、自分の本能を知るべきです。

闘う瞬間はひとりですから。

それではまた!

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