こんにちは。毎日がチートデイのYUKIです。

今日はプロボクサーのお金の話を^^

01プロボクサーの階層

まずは給料のお話をする前に、階層のお話をする必要があります。プロボクサーは当然ながら階層により給料が異なります。部長と一般職の給料が異なるようにプロボクサーにも格付けがあり、階層によって対価が異なるわけです。因みに僕の格付けは最下層の4回戦という層でした。僕が現役プロボクサーだった1990年頃の話になりますので、当日の階層となりますが、下から、4回戦、6回戦、8回戦、10回戦という具合に上位になればなるほどに高数値になっていきます。この数値の意味は試合時間量を指します。試合時間量とは、「1ラウンド3分×〇ラウンド」の事です。つまり、試合時間が長く設定されている選手＝強い選手という事になります。

02お給料

先程から「給料」というワードを用いておりますが、プロボクサーは月給制ではありません。皆さんに馴染みのある言葉を使用させて頂いておりましたが、実際にプロボクサーが頂ける対価を我々は「ファイトマネー」と呼称しています。つまり、試合の報酬です。試合に対しての対価となる為、1試合につき〇〇円という具合となるわけです。

03ファイトマネーの受け取り方法

皆さんは、毎月のお給料をどのように受け取られていますか？いや、質問の仕方を変えましょう。どのような資産で受け取っていますか？我々プロボクサーの場合、現金で受け取る事は稀です。受け取るのは「試合のチケット」なのです。つまり、「てめえで売って稼ぎにしろ」という事ですね。僕の場合は友人に恵まれすぎていた為にチケットは完売でしたが、最下層でそうなる事は稀のようです。その昔、パー券売っている輩がいましたが、それとさほど変わらないかもしれませんね笑

04結局いくらなのか早く言いたまえ

4回戦ボクサーのファイトマネーは手取り4万円と言われています。当時の4回戦ボクサーのファイトマネーはそう言われていました。総支給額が6万円で33％がジムに入るため、手取り4万円となるわけです。今ふと思いましたが当時、確定申告していませんでしたね💦意図的ではなく知識がありませんでした。ジムからの源泉もないため、国税から大手ボクシングジムが目をつけられたら結構大変な事になりそうですね。まあ20年も前の話になるので今とコンプラ認知は異なるのでしょうけど…　あ、話を戻します。手取り4万円といっても、チケットが売れなければ稼げないんですよね。因みに僕は1試合で12万程度もらっていましたが、一方で対戦相手は1万円だったと言ってましたね。

過酷です。

05いかがでしたか？

プロ選手と聞くと「おおっ～」となりそうですが、実際の報酬を知ると「あ、ああ、大変ね」となりますよねw　でも僕は素直に楽しいプロアスリート人生でした。後楽園ホールで数百人の前で負けて大泣きしちゃいましたし、20年経った今でも過去を思い出すと悔しくてウルッとなったりしますけど、自分の過去に感情的になれるってなんだか人間らしくていいじゃないですか（自分で言うな）。プロだけではありませんが、スポーツの魅力のひとつっててわかりやすい「後悔」だったりするもんです。夢だけでは難しい、金だけでも難しい、そんな狭間で覚悟していくのがプロアスリートではないでしょうか。以上、プロボクサーの給料ブログでした～

それでは！

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